私の手の爪は薄く、柔らかいのでぐにゃぐにゃ曲がります。
ただ、足の爪と手の親指だけは硬いんです。
ネイルを楽しみたくても、爪が薄くて割れやすいと、持ちがあまり良くないですし、爪が割れてしまうと、長さが揃わず不恰好になってしまいます。
爪は、人それぞれ薄い、厚い、固い、柔らかい人…と様々で形も違いますよね。
これは遺伝とか、生まれつきのもので、一生そのままで治す方法はないのでしょうか?
それとも食生活が変われば変化するのか?
今回は、その辺を探ってみました。同じような疑問を持っている人は読んでみて下さいね。
目次
爪が薄いのは生まれつき?
爪が薄い原因は遺伝だけなのでしょうか。
とか、生まれつきのもので、一生そのままで治す方法はないのでしょうか?
「爪が割れる」「爪が薄くなる」のは、爪に関する悩みの中でも多く、共通の原因があります。
うすくてペラペラな爪の私。綺麗なアーチ、鳥のクチバシみたいな固くてキレイな爪な人は羨ましいですよね。
爪は、遺伝・生活環境・習慣・体質・仕事などが影響するそうです。
爪の「形」は遺伝する
爪に関しては遺伝の要素が関係するらしく、遺伝で弱いこともあるそうです。
爪に関わらず、体のパーツの形に遺伝はかなり影響しているので、ある程度は可能性として考えられます。ただ、100%必ず同じになるとは言い切れません。
先天的な原因3つ
- 遺伝
- 体質
- 爪質
爪の「硬さ」は遺伝以外の原因が大きい
形以外の「爪が柔らかい」「爪が短い」等の性質の部分については、後天的な生活習慣も関係してくるため、こちらはむしろ先天的な遺伝によるものとは言えません。
しかし、生まれつき爪が薄く割れやすい人も一定数います。遺伝かどうか知るには、足の爪を見れば分かります。足の爪が薄く割れやすい場合、体質的に爪が弱いです。
私の場合、足の爪は硬いので、先天的なもの(生まれつき)では、ないんですね
手より足の爪が厚いのはなぜ?
手の爪と比べて足の爪の方が厚いですが、それは足の方が何かに踏まれるなど、被害が起きる可能性が高く、足の爪の方が外的要因が多いからなのだそうです。
基本的に、守る必要性の高い部位の爪が、より厚くなっているのです。5本の指のなかでは小指をぶつける機会が多いと思いますが、特に病気でないという人でも小指の爪は厚くなりがちです。
また、手の爪は生活環境で酷使され傷むコトが考えられますが、足の爪は病気や異常がない限り薄く割れやすい爪にはなりにくいからです。
しかし、女性の場合、ハイヒールや合わない靴を履くことによって圧力がかかり、爪が変形してしまうことも。男性は運動靴を履くので、意外と女性よりも男性の方が赤ん坊のような綺麗な爪をしていることが多いのだそうです。
防御の為と傷みにくいことで、ほとんどの方が足の爪は硬いんですね。
爪が薄い人の特徴や症状
- イナバウワーの様に爪が反る
- 剥がれて二枚爪になる
- 折れるというより裂ける
- しょっちゅう切っていくのでどんどん短くなっていく
- 生まれつき薄く、凄く柔らかい
- 衝撃に弱すぎる
このような方で私と同じように足の爪が薄く無い場合、後天的な原因が考えられます。
知らない人も多いですが、爪は皮膚の一部です。皮膚の表皮という部分の角質が硬化してできたもの。なので外的要因で爪が薄くなることの方が確率は高いです。
また、日々のお手入れで改善できることがあるんです。
当てはまるものありますか?
また、爪に入る横線は貧血や栄養不足。縦線は老化や乾燥と言われています。あなたの爪をチェックしてみて下さい。
後天的な原因5つ
- 貧血の可能性
- 無理な食事制限、栄養不足、偏食
- 爪を酷使する仕事
- クセ
- 乾燥
- 加齢
- ネイルリムーバーの使いすぎ、間違ったケア
爪が薄くなる後天的な原因とは?
爪が割れやすい原因は、栄養不足、乾燥、頻繁な手洗いやハンドソープによるものなどがあり、遺伝するという根拠は不十分ではっきりとしたことは言えません。
また、爪が薄くて悩む場合、いま使ってるマニキュアや除光液が悪いんじゃないかと、道具を疑う人も多いようですが、そのいちばんの原因は爪の栄養不足が考えられます。
ポリッシュ類を見直す前に、まずは自分の食生活をチェックしてみて、栄養が偏っている場合は、そちらから改善するようにしましょう。
貧血の可能性がある
爪が弱い方は貧血傾向にあるようです。
鉄分不足や出血が原因で、血中の赤血球や、ヘモグロビン量が減少して起こります。そのために体内の酸素が欠乏して、爪がもろくなります。
貧血の場合、顔が青白い、立ちくらみなどの症状も出てきます。この場合、病院に行って貧血の血液検査してもらって鉄剤を処方して貰いましょう。
鉄分が不足すると、健康な爪を作るための材料である酸素が、指先まで届かなくなり、爪が白くなったり、薄くなったり、反り返ってしまうこともあります。
無理なダイエットによって鉄分不足になりやすく、女性は慢性的な鉄分不足で、生理中はさらに鉄分不足になります。なので、生理前や生理期間はどうしても爪がもろくなってしまいます。
貧血はゆっくり進行するので継続して鉄分補給が必要です。鉄分を多く含む食べ物には、レバー、ひじき、あさり、大豆製品、小松菜、きくらげなどがあります。
ちなみに、これらの食べ物が苦手な場合、鉄分のサプリを取るようになって二枚爪がだいぶ解消されてきたとも聞きます。
鉄分は足りないと確かに問題なのですが、鉄分はいくらとっても良いというものではありません。そう、過剰摂取もあるのです。
非ヘム鉄のサプリメントではなく、過剰摂取になりにくいヘム鉄のサプリメントを選ぶようにしましょう。勿論、くれぐれも用量には注意してください。
無理な食事制限、栄養不足、偏食
貧血の原因にもなる栄養不足は、現代だと無理なダイエットが原因になるコトが多いです。
爪が割れやすい、欠けやすい、二枚爪などは、血流が悪く 栄養が行き届かない時に爪に水分が貯めにくくなり、乾燥して起こります。
コラーゲンはタンパク質の中でも細胞と細胞の間を埋める細胞間物 質(結合組織)で、皮膚内部に水分を貯える役目を果たし、皮膚に張りをもたせます。
皮膚の一部である爪がうまれるところに水分がたくさんあると、乾燥によるあらゆ るトラブルを回避でき、みずみずしい健康な爪が出来上がります。
爪の症状以外にも下記のような症状が出てきます。
- 化粧ノリが悪くなる
- 髪や肌にツヤがなくなる
- 顔色が悪い
爪の為にカルシウムとか言う人いるけど、爪の成分はタンパク質。爪は皮膚なので、お肌にいい栄養分(ビタミンとか)をとると強くなりますよ。
爪はケラチンなどで構成されていますので、食生活である程度は改善できます。ただし長期戦になります。爪は一日二日で強く硬くなるものではないということをまずはご理解ください。
爪の乾燥
皮膚は、人間の身体の中で最大の防御器官。爪も皮膚と同じで乾燥して割れやすかったり、薄くなったりします。
お仕事や家事で水を扱うコトが多いと手が乾燥しませんか?爪が弱くなるのは食生活もあるけど、乾燥も大きな要因のひとつ。
乾燥させないためにはこまめにクリーム塗ることも大切だけど、水に濡れないことも大事なんです。
爪が乾燥する原因は、下記のようなコトが考えられます。
- 水仕事……特にお湯を使うと指先から乾燥がおこります。
- 薬品に触れる……塩素系は爪をもろくしてしまいます。他にも強力に油汚れを落とす洗剤も、表皮や爪の脂質も溶け落ちる可能性が高いです。
- 水泳……プールの水には消毒用の塩素が含まれており、水泳後は体も爪も乾燥します。
水仕事にはゴム手袋して、透明のトップコートを塗ったりするのもいいですよ。
また、保湿成分が配合されたハンドクリームで、こまめに指先をマッサージします。これは指先の乾燥を防ぐとともに、血行を促進させる効果もありますので、毎日の日課としておこないましょう。
ネイルを楽しむときは、必ずベースコートを塗ってから行うようにします。マニキュアを長期にわたって塗り続けたり、つけ爪を付けたままにしておくのは、爪に負担がかかります。
爪噛み、爪むしりのクセ
小さいときからのクセだったり、ストレスだったり原因は色々ですが、爪への刺激になってしまい下記のような症状が出てきます。
- 伸びるのが遅くなる
- 弱く折れやすく、薄くなる
- 凹みができる
- 男爪になりやすい(横幅があり短い)
- 爪と爪先の境目(イエローライン)がガタガタ
加齢・老化によるもの
加齢によって爪に必要な栄養素(タンパク質やケイ素)が不足すると爪がキレイに生えなくなります。高齢の場合はホルモンの影響も考えられます。
爪が盛り上がるように硬く厚くなる状態を『厚硬爪甲(こうこうそうこう)』といいます。これは病気ではなく、老化により代謝が悪くなることなどが主な原因。
なんとか強くなりたくて皮膚科に行って聞いてみたら、柔らかいのなら赤ちゃんの爪みたいでいいじやない?って言われました。年取るとイヤでも分厚く硬くなるからって。
そんな考え方したことなかったけど、なんか納得して今はひたすら年取るのを楽しみにしてます。
ネイルリムーバーの使いすぎ、間違ったケア
ジェルネイルジェルはサロンにちゃんと通える人ならいいけど、節約のためオフを自分で…っていう人はやめた方がいい!
爪を美しく保ちたいとコマメに手入れをしすぎていませんか? 逆効果になる場合が多いです。
女子力アップにはかかせないジェルネイルですが、間違ったケアのしかたで爪への負担がかなり増えてしまいます。
- オフのしかたが悪い
- サンディングのやりすぎ
- 無理にジェルをはがす
あなたは大丈夫ですか?
爪表面を削りすぎるコトで、爪が薄くなり衝撃にも弱くなります。触るだけでも痛みを感じ、割れやすいもろい爪になってしまいます。
病気で爪が薄くなることも・・
逆に、爪が薄くて弱ってしまった人は、缶を開けることすらままなくなってしまいます。
爪が薄くてミルフィーユ状に剥けてしまったり、いつも皮膚が切れていて痛いという人も多いですね。また、爪の中央が凹んでスプーン状になる『さじ状爪』と呼ばれる症状があります。これは、栄養不足や貧血が原因で爪が弱くなり、反り返ってしまう症状です。
薄いとは他人と比べてどうかという問題ではなく、病的な症状の時があります。
変色している、靴や靴下が履きづらいなど、すでに日常生活に支障をきたしている場合が多いので自覚症状はあるはずです。気になる人は一度皮膚科医を受診しましょう。
爪が薄いときのケアのコツとは
ネイルすると更に爪が弱りそうで滅多にしてない・・
きちんとケアをすれば強くはなりますよ。ただし希望通りまでの強さになるかはわかりませんが、今より改善はすると思います。
爪が薄い人のケアは、まず爪を切りそろえるときに、爪を破損しないようにすることです。
爪切りを使ってしまうと、爪が剥がれたり短く切りすぎたりすることが多いので、なるべく爪やすりで丁寧にお手入れしてあげてください。
薄くて柔らかい状態だと、爪切りではちぎれてしまったり、爪ヤスリでもうまく削れないかもしれません。完全に乾いた状態にして、少しずつ進めるようにしましょう。
まとめ
面倒だと思っても、こまめにネイルを塗りなおしたり、定期的にネイルサロンでお手入れしてもらうようにしてくださいね。