こんにちは
ジェルネイルは、紫外線に当てる事により固まる光硬化樹脂です
プラスチックに近い硬度があり、モチがよく3〜4週間程度モチます
専用の道具が一式必要になります(ライト等)
アレルギーやグリーンネイル等の危険も高いネイルなので、知識・技術が必要になります
ポリッシュ(ジェル風トップコート)は、成分を揮発させる事により固まる揮発性合成樹脂です(つまりマニキュア)
通常のトップコートに比べツヤ・厚みを重視したトップコートです
結局はポリッシュですので、乾燥時間がかかりますし、ジェルよりもツヤは劣り、モチも良くはないです
ただ、気軽に使える、安価という利点はあります
マニキュアについて質問です。
ジェルネイル風と書いてあるものと
実際のジェルネイルの違いを教えてください。
そのためにまず
「ジェルネイルがマニキュアと違って持ちが良い理由」を知る必要があります。
爪はたんぱく質の繊維でできてますが、複雑な層を作っています。そこにジェルを絡めて固めます。爪の繊維とジェルを一体化させるわけです。
しっかり絡むほど(ジェルが爪組織にまで浸潤するほど)持ちが良くなります。
ガラスにクレヨンで絵をかいてもティッシュで拭きとれますが
表面に細かい傷がたくさんある曇りガラスだと拭きとれません。
爪でも同様です。ジェルを表面に乗せて塗ると言うより、爪の繊維の中にまでジェルを食い込ませ(染み込ませ)、絡めて一体化させて硬化することで持ちを良くしています。
爪組織に浸潤させる方法は2つ
1)表面をヤスリで傷をつける→イメージが悪く、嫌がられることが多いが、技術があれば薄くしてしまうことはない。
2)薬品でタンパク質を溶かす→こちらが主流ですが、ぱっとみて傷付かないものの、爪だけでなく少しずつ皮膚内にも浸透し、繰り返し行うことで蓄積害の不安があります。
【LEDライトを使用する問題点】
LEDライトは専用のジェルが必要ですが
1)LEDライトを使用すると硬化時間が大変短い
2)硬化時、LEDはUVに比べ急速に温度が上がるので薄く塗る必要がある(使う量が多いほど熱くなるが、メーカーによっても発熱温度は異なる)
という特徴があります。
短時間で硬化するLEDライト対応のジェルを
薄く塗るということは、
ジェルが爪の繊維(タンパク質)を溶かして絡む=染み込む時間の余裕がないまま表面だけで硬化してしまい、その場合はジェルの持ちが悪くなります。
持ちが悪いジェルは売れません
そこで、ジェルが短時間でタンパク質を溶かし爪繊維に浸透させるために、タンパク質を溶かす人体に有害な薬品をジェルにより多く混ぜておく必要があります。
爪に塗ったらすぐに爪表面を溶かしながらツメとジェルが絡んで硬化することで一体化し持ちも良くなります。短時間で行うためには有害度を高めないといけないわけです。
さらに
固まるまでの、爪に染み込む間だけが悪いのではなく、固まった後も爪に密着している部分から有害な化学成分は溶け出ます。じわじわと成分が溶け出ますが、特に有害度が高いので、付けているほど爪は傷んでいきます。
プラスチック容器に食品や飲み物を入れておくと、プラスチック臭くなることがあります。固まった容器からも有害成分は溶け出るということです。
それは、爪の下の皮膚にも浸透します。
このことを専門用語で「経皮吸収」とか「経皮毒」と言います。
というわけで
LEDライトその物が悪いというより、LEDライト対応のジェルに問題があると言えます。
ノンサンディジェルと同様ですが
ジェル自体に細胞膜を破壊するような強い薬品を混ぜているわけです。
できるだけマイルドなジェルを使用したいため、オーガニックメソッドでネイルを行う際にはLEDライト対応のジェルは使いません。
LEDライト自体についてですが、頻繁に使って全く悪影響がないのか?安全なのか?
これはもっと時間が経たないと分かりません。紫外線は出ませんから、それだけで100%OKと言ってるような人が多いです。が、まだ何も分かっていません。分かってるかもしれませんが、まだ何も発表されていません。
確実に有害だと証明するのも、
確実に安全だと証明するのも
とても時間がかかることです。証明される以前から、不安があったら避けたいものです。