電気機器はお手入れが肝心です。
ビットは、ダストだらけの状態でビットを抜き差ししてしまうとモーター部にダストが入り込み故障の原因となってしまいます。
ネイルマシンの寿命を長くできるように、きちんとした掃除方法や保管の仕方を知りましょう。
目次
ビットのお手入れ方法・メンテナンス
ネイルマシンの性能を最大限に引き出すアタッチメント。日々のメンテナンスによって、より良い状態で長く使うことができます。
ビットの交換時・しまう時は必ず掃除が必要
各種アタッチメント(ビット)には汚れが付きます。ビットのダストは使用後しっかり除去します。
ビットの交換をするときはしっかりダストを払ってからにしましょう!
ネイルマシン(ビット差込口)の掃除も忘れずに
マシンについたダストもきっちり払いましょう。マシン自体のダストはもちろん、特に、ビット差込口などはダストが入り込みやすいです。
細かいダストで故障につながる前に、こまめに掃除をしましょう。
きちんと掃除をしながら使えばマシンの寿命も長持ちさせることができますよ。
⇒オフが面倒なら「プチトルL」が簡単便利! 【口コミでおすすめのネイルの機械】
目詰りしたときの掃除方法
ビットは削ってるうちにビットの目(グリット)に、どうしても削りカス(ダスト)が溜まってしまいます。
そうなると、ネイルマシンの音も、ウィーンウィーンという音から高い音に変わり、ビットの目の凹凸が浅くなってしまうので削れなくなるということになります
目詰りした場合は、ウッドスティックや爪楊枝などで取り除いてください。こまめにお掃除することをおすすめします。
ジルコニア(セラミック)ビットの場合は、水洗いが可能ですよ。
このような、ビットクリーナーブラシセット(アタッチメント メンテナンス)があるとお掃除が楽になります。
ビットクリーニングブラシやスポンジなどで、汚れ・ダストを取り除きます。
ビットの手入れのやり方
ビットの消毒方法
ステンレスやガラス製の容器に消毒液を入れ、その中にアタッチメントを浸け、消毒してください。
浸け置く時間はお使いの消毒剤により異なります。
浸け置いたあとは流水などで消毒液を十分に洗い流し、水分を取り除いてよく乾燥させてください。
また、アセトンボールにアセトンを少量入れてビットを浸して、しばらく置き、それからブラシでシャカシャカしてキッチンペーパーで拭くという方法もあります。
これなら手持ちのアセトンで簡単にできますね。
ビットは素材により消毒・乾燥してから保管することもできます。消毒液に浸けすぎて錆びてしまわないよう注意しましょう。
ビットは適切な方法で消毒・乾燥保管しましょう。
ウラワG3という、浦和工業製のネイルマシンが人気ですが、専用の洗浄液が必要ですが、「超音波洗浄器」もあります。
アタッチメントだけでなく、小器具類の洗浄にも効果的。こびりついた汚れを浮かせて落とします。
価格は、4000円程度とお手ごろです。
超音波洗浄器
炊飯ジャーみたいですね・・・(笑)
固まったジェルなどは落ちませんので、アセトンなどの溶剤で落としてから超音波洗浄機に入れましょう。
ちなみに、ネイルサロンにはこんな「紫外線消毒器」もあるんですよ。
ビットの保管方法
ビットを外し、ダストを払ってポーチなどに入れて保管してください。消毒していないアタッチメント類は分けて保管しましょう。
長時間消毒液に浸け込みすぎたり、汚れや水分が残ったまま保管しているとサビが発生しやすくなります。
錆びのあるビットをそのまま使用するとネイルマシンの内部にサビが移り、故障の原因になります。
サビのあるビットは使わないで捨てましょう。
ダストが気になる人は集塵機がおすすめ
オフの時のダストが悩み・・集塵機があるとないのでは、汚れ方が全然違います。
このような↓集塵機は、ダストをよく吸い込んでくれてネイルマシンを使う時とても楽になりますよ。
値段も3千円~ありますので、探してみて下さいね。
ビットの交換時期・寿命・買い替え
寿命・買い替え時期の目安
アタッチメント(ビット)の買い替え時期の目安(寿命)は、4つあります。
- ビット表面の刃の部分が磨耗している
- ビットに錆が発生している
- ビットが曲がっている
- ビットが折れた
①ビット表面の磨耗
アタッチメント表面の刃の部分が磨耗しているかどうかです。
長く使うことで、アタッチメントの表面の刃の部分が磨耗し鋭さを失います。
カーボポイント、シリコンビット類は購入時と比較すると角が丸くなったり、表面がツルツルになります。
メンテナンス時にチェックをして、ビット表面が磨耗(メッキがはがれていたり角が丸くなっていた場合)は、買い替えましょう。
②ビットにサビが発生した
一度サビが発生したアタッチメントは強度と衛生面において安全性に欠け、そのまま使用するとハンドピースの内部にサビが移り、故障の原因になります。
サビが出た場合は使用を中止し、この場合も買い替えましょう。
③アタッチメントの軸が曲がっている
その他にもアタッチメントの軸が、若干の曲がりでハンドピースに入らなくなる場合や、マシンに負荷がかかり故障の原因ともなります。
また、使用中の振動を感じるようになり、施術中の熱や振動を感じやすくなることもあるので、曲がりのある時は使用を中止して、新しいものに交換しましょう。
④ビットが折れた時
ビットは折れても修理はできません。落としたりすると、折れたりするので、慎重に扱いましょう。
追加でビットを購入するときの注意
上記のように、ビットを買い替える場合、注意点もあります。
また、プチトルには付属品として、切れ味抜群のバレルカーバイトと、6種類のビットセット+サンディングバンド6個が付いています。
通常はこの付属のビットで十分です。ネイリストさんから見ても、値段のわりに使い易いビットがついているそうですよ。
しかし、様々なビットが売られていますので、便利に使うなら買い足す場合もあるようです。
- ベビーオーバル/サイドウォール角質の除去(固い人)
- オニクリーンロング/甘皮のケア・サイドウォール角質の除去(さらに固い人)
- テーパーバレルダイヤ/甘皮の取り残し、ジェルのリフト部分のオフ、キューティクル周りのファイル
- グリーンポイント/サイドウォール角質の除去、キューティクル周りの皮ふ
- ホワイトシリコン(大)/スキンケア、指・肘・手の甲等のウォーターケア
- オーバルコース/表面のファイリング・サンディング・フィル時のサンディング
- スモールオーバル/小さい爪のサンディング、フットのサンディング
- ソフトオーバル/表面のファイリング、サンディングも可(フィルのサンディングもOK)
- テーパーバレルカーバイト/表面・キューティクル周りのファイリング、リフト部分・Cカーブの削り
- ホワイトシリコン(小)/爪まわりの皮ふを整える
この他にもたーくさんあります!
買い替え時の注意点2つを説明しますね。
①面取りが必要なビットに注意
プチトルのビットは全て面取りされてあるので、すぐに本格的なネイルオフを始めることができます。
追加で購入する金属ビットでは、面取りせずに使っている方が多いと思います。
高速回転で面取りされていないビットを使うと、万が一淵の部分が肌にあたると、痛い思いをすることになるので、このようなドレッサーで面取りして使うことをおすすめします。
【URAWA】ウラワ ダイヤモンドドレッサー ネイルマシン ジェルネイル
面取り以外にも目詰まりをして切れ味の落ちたホワイトポイント、ピンクポイント、グリーンポイント、シリコンポイント等をドレッサーに当てて新しい切削面を出すことにより、再度切れ味が復活します。
面取りのやり方
5000~10000rpm程度でビットを回転させながら、角をドレッサーに当てて落としていきます。
各種アタッチメントの面取り、ドレスに使用します。
必要に応じて面取り(安全の為にドレッサーを使用して角を落とす)をしてください。
②他社のビットの軸径(φ2.34mm)に注意
ネイルマシンは電気機器に分類されます。
そして、日本国内では電気製品の規格(JIS規格品)を決めた法律があります。
このJIS規格にのっとったビットの軸サイズが「2.34mm」です。
なので、JIS規格品と明記されているものでしたら、ほぼどのようなマシンにも装着すること可能になります。
JIS規格と書かれていない一部の機種やメーカー専用ビット、特殊なビットは「2.34mm」でないことがあり注意が必要です。
ミニローロやウラワ、プチトルはJIS規格品ですので、共通のビットが使えます。
軸径(φ2.34mm)というサイズを購入しましょう。
まとめ
ビットは用途によって使い分けますし、マシンに慣れることも必要ですが、ビットの掃除も怠らないようにしましょう。