“パラジェル”
爪が薄いセルフネイラーさんなら、一度は検討したことがあるのではないでしょうか?
パラジェルは、ノンサンディング(自爪を削らない)専用のジェルということで、知名度があって人気のジェルです。
爪が傷んでいたり、爪が薄い人で、爪を削らないノンサンディングジェルをセルフネイルで検討しているのなら、パラジェルがとってもおすすめです。
今回は、セルフネイルでのパラジェルのことに絞って紹介していきます。
目次
パラジェルってどんなジェル?
パラジェル以外にも、一般的な需要(ユーザーからの要望)があるため各ジェルメーカーからノンサンディングジェルが次々に発売されています。
たいていのノンサンディングジェルの謳い文句は『爪を削らないから優しい』、そう広告ではよく書かれています。
ですが、ノンサンディングジェルが全て爪に優しいとは限らないって知っていましたか?
ノンサンディングジェル専門のパラジェルと比較すると、サンディングジェルが得意なメーカーさんの商品はいまひとつなんだそうです。
ノンサンディングジェルの中でダントツの品質
楽天やAmazonでも安いノンサンディングジェルがランキングに食い込んでいます。
安いジェルは手が届き易いという反面、安易に扱ってしまいジェルアレルギーを起こしてしまう方が増えました。
特に、品質の悪いジェルは、おすすめできません。
化粧品登録されているメーカーのジェルであれば、体に良いものではないにしろ、害があるほどの成分が入っていることはありません。
そういったジェルは薬事法上、化粧品と同じ扱いになります。もちろんパラジェルも化粧品登録がされています。
ノンサンディングジェルには、強い成分【酸】が含まれている?
パラジェル以外のサンディング不要のジェルは酸性がとても強く、モチが良いとされているジェルは酸性に偏っているか、酸が多く入っています。
通常のサンディングジェルは酸により密着するので、酸は一部を除いてすべてのジェルに入っています。酸が入っていないジェルは持ちが悪くなってしまうからです。
酸性が強いジェルを継続的に使用すると爪痩せの原因となり、さらには爪を産生する「爪母基(そうぼき)」にダメージを与え、デコボコの爪しか生えなくなってしまいます。
なので、ジェルネイルの放置も危険です。
しかし、酸が強いという事は悪いだけではなく、殺菌効果などもあるため一概に強酸性・弱酸性の良し悪しは比較しにくいです。
爪を削らなくても、爪に密着する仕組み
パラジェルとは、自爪を一切削る事なく爪を付着させることができるジェルです。
従来のジェルは爪を削り、そのあえてダメージを受けた爪にジェル流して固める事で、付着させるというやり方でした。
一方、パラジェルは爪の表面とジェルを真空状態にさせる技術を用いて付着させるという、パラジェルの特性とネイリストの技術が伴なうことで、初めて成功する新しいジェルです。
爪を削るジェルはもう古い
ジェルネイルを爪が弱くなったために辞めていた方、爪が薄くなるのが心配な方。ネイルをしていて一番重要なこと、それは自爪を削らないという点です。
今までのジェルネイルで当たり前だった爪を削るという施術は、ネイルをしない人にとっては当たり前ではありませんよね。
爪を削らずにジェルが付着でき、持ちが良いパラジェルは主流になると思います。
そんな遠くない将来に、サンディングジェルは消えていくかも知れません。
パラジェルのモチ
爪の状態によりますが、健康な爪であれば通常3週間~1ヶ月程度です。
パラジェルのデメリット
「パラジェルは良くない」となってしまった原因
「パラジェルは良くない」「むしろ爪が弱る、薄くなる」等の投稿を見かけたことがあるかと思います。
「そもそもジェルは、爪の健康に悪い」と思っている方もいるかもしれません。
そう誤解させている大きな理由の一つには、これまでの通常のジェルの場合です。
今までのジェル(サンディングジェル)は、爪と密着させるために自爪を少し削るため、爪が薄くなっていたことが挙げられます。
従来のジェルはすべて、自爪の表面を削って(サンディング)ジェルを密着させなければならなかったのに対し、下の表のようにパラジェルは爪を保護している表面の膜を削りません。
パラジェルは酸が多い?
パラジェル以外のサンディング不要の多くのジェルネイルは強い酸性、いわゆる強酸性です。
デメリットとして酸が入っていて、ノンサンディングでも結局は爪に良くないじゃん!と思われる方もいるようです。
しかし、パラジェルでは”酸“は一切使用していません。
このように、ジェルの種類が多く混同してしまい、「パラジェルは酸が多くて爪に良くない」と言われてしまう原因になってしまっています。
パラジェルの成分(酸)が爪に良くない、などのような間違った認識でトラブルを招かないようにする事が重要ですね。
今までのジェルと扱いが違う
プロ用のジェルとして販売されているため、初心者のセルフネイラーさんには扱いが少し難しいです。
また、ネイリストさんの中の多くは、今まで使っていたジェルから違うジェル(パラジェルに限らず)に変えて、もしすぐはがれてしまったら、「ジェルが悪い」と思う傾向があります。
しかし、それはパラジェルを扱う技術と知識が足りなかっただけです。
恐らくそれを知らずにパラジェルへジェルを変更されるネイリストは技術不足と知識不足で「すぐ剥がれる」「パラジェルでも自爪を削る」というあってはならない事になるかもしれません。
ノンサンディングのジェルを知識がないまま使うのは良くないです。
リスクとメリット、正しい施術をきちんと確認してから使いましょう。
パラジェルは、浮きやすい?
きちんとした技術を持っていない人がつけると、施術直後でもすぐに爪から外れてしまうというのもパラジェルの特徴だといいます。
キューティクルにジェルが付いてしまうと、浮きの原因となります。
また、キューティクルラインのジェルが厚いと浮きやすく剥がれやすくなります。
さらに、プレパレーションの際にルースキューティクルが残っていたり、パラプレップでしっかり水分・油分を除去していない場合も浮きの原因になります。
パラジェル自体は誰でも手に入れられるジェルですが、技術があるかないかで、ジェルの良し悪しも変わってしまいます。
爪の状態により施術が異なる
サンディングは不要です。表面を削ることなくトッププレートに定着します。
但し、トッププレートが無くなっている状態や爪が傷んでいる状態、または薄い状態等により施術が異なりますので、施術行程をきちんと理解しましょう。
オフの仕方が通常のジェルと違う
いくら爪を削らないパラジェルを使っても、オフの仕方が間違っていれば 爪は痛みます。
これは、ジェルのせいではなく、ネイリストの知識や技術力不足です。
オフ(ジェルを取る作業)の時も、傷つけた溝に入りこんだジェルを取る手間がなく、少し隙間ができるだけで簡単に浮き、オフしやすいのもパラジェルの特徴です。
また、水分が透過しないため、ネイルが浮いた際には早めにオフまたはリペアをする必要があります。
(カビが発生する可能性があるそうです・・・)
リフトしていない場合も、リペアやオフをせずに1ヶ月以上放置すると爪のトラブルの原因となりますので、お気を付けください。
【セット内容】
- パラジェル パラリムーバー120ml(爪&皮膚にやさしい★ジェルリムーバー)
- パラジェル キューティクルリムーバー200ml(99186)
- パラジェル リムーブカバー50個入(37185)
- UTSUMI×paragel プッシャーソフト(31224)
- 新How To Use paragel(爪の状態別オフの方法)
傷んでいる爪の方と健康な爪の方では、オフの仕方が変わります。
通常は、カラージェルをクリアジェルが残る部分までファイルで取り除き、パラリムーバーを含ませたコットンをアルミホイルで巻きます。
[傷んでいる爪の方]は20分、[健康な爪の方]は10~15分放置して下さい。
その後、キューティクルリムーバーとメタルプッシャーを用いて優しく取り除いてください。
パラジェルのオフでお悩みの方は、このような専用のキットを利用しましょう。
パラジェルのオフをスムーズにしてくれます。
※『UTSUMI×para gelプッシャー』を使用するとスムーズです。
※パラリムーバーは揮発しやすいので、放置時間の途中でアルミホイルを開いて空気に触れてしまうと効果が半減します。
パラジェルでもケアは必須
サンディングの有無を問わず自爪のケア・メンテナンスは必ず必要です。
しっかり保湿して、キューティクルケアを行い、常に健康な爪を維持させて上げることはジェルネイルを楽しむ上で最も大切な事です。
また、サンディングが不要だろうが必要だろうがジェルネイルをすれば自爪にダメージを与えている事は間違いありません。
これもコスメと同じ考え。化粧をしたまま寝てしまえばどうなるか・・・女性ならお解りでしょう。
ジェルネイルも同じでジェルネイルをしっぱなし・オフ後のケアをしないなどの「放置」では確実に自爪を痛めます。
「サンディングしないから自爪ケアはしないの」という大いなる間違いだけは犯さないようにしましょう!
相性が悪い爪の方もいる
ノンサンディングの方が良いというのはウソです。
サンディングの有無でどちらが良いかというと賛否あります。
両方にそれぞれメリットデメリットがあり、サンディング不要ジェルネイルで言えば「気軽で簡単、そしてキレイ」というところでしょうか?
それが、最近ではノンサンディングの方が良いという見解になりがちなのは非常に危険です。
これが「サンディングしないので自爪が傷まない」という間違いに繋がっているのでんはないでしょうか?
良い悪いは自分のライフスタイルやジェルネイルへのスタイルで自分で決めるもの。
良いか悪いかではなく、施術方法や日常生活において自分に合っているかでサンディングの有無を決めていけば良いでしょう。
どちらも大きな違いはありませんが人によって「カルジェル向き」「バイオジェル向き」のように相性があります。
セルフで購入する前に、一度ネイルサロンでネイリストさんと相談してみても良いと思いますよ。
パラジェルは高い・・・
自爪が薄いため、パラジェルを使いたいけど、高い・・。
そんなときは、ベースのみパラジェルを使っても問題ありません。
カラーとトップジェルは、色んなメーカーのを使っても持ちとかも大丈夫です。
パラジェルのセルフキット
パラジェルにするのであれば、最初からパラのベース、トップ、好きなカラー(買える範囲内)だけで良いと思います。
あと、何色買えるのか分かりませんが、白、黒、黄色、赤、青の5色があればほとんどの色は混ぜて作れます。
パラジェルのスターターキット
【キット内容】
- クリアジェル10g
- トップジェル10g
- アートトップジェル10g
- スーパースカルプジェル10g
- アートカラージェルAR1 ホワイト 4g
- ファンデーションカラージェル F01 ミディアムピンク
- パラプレップ120ml
- パラクリーナー120ml
- パラリムーバー120ml
- キューティクルリムーバー200ml
- パラブラシ スクエア#7(キャップ付)
- LEDパラライトS マグネットタイプ
パラジェルのライトが高い
ジェルネイル用品の通販ショップ【フェムネイル】では、販売価格: 38,880円 ⇒ 27,210円(税込) 30 %OFFで買え、さらにポイント10%貰えます。
しかし、それでも高いですよね。
パラジェルの公式サイトでは、下記のようにコメントがありますが、他社のメーカーのものでも波長が合えば問題なく硬化できます。
380nm~420nmの間の波長を出すLEDライトは一般的なものなので、お手持ちのライトの波長を確認してみて下さい。
Q.他社のライトで硬化しますか?
UVライトで硬化すると、カラーによって硬化速度にばらつきがあるので推奨出来ません。また、LEDライトも種類によっては、硬化速度が早すぎて硬化熱が出る事がありますので推奨出来ません。
Q.パラジェルのLEDライトの波長は?
380nm~420nmの間です。(紫外線:380nm以下)
参考:paragel Q&A
ライトが合えば、ライト付のスターターキットでないもので、安く購入することができますね。
★para gel(パラジェル) ファンデーションカラージェルセット
まとめ
パラジェル、爪が薄い方にはとってもおすすめのジェルです。
ぜひ、検討してみて下さいね。