最近は短めのジェルネイルが主流ですが(扱いも楽ですし)、長さのある大人な爪も試してみたいという方もいますよね。
普段は自爪だけでネイルしている人でも、たまには長さを出して楽しみたい!なんてこともありますよね。
ネイルサロンでは《スカルプ》というメニューで、ネイルの長さだしが出来ます。
でも、このスカルプも種類がいくつかあるんです。
その種類の中からどれが良いのか?
スカルプのジェルとチップオーバーレイの違いは?などについて紹介します!
目次
スカルプとは?
「スカルプ」って良く聞きますが、ネイルって、詳しくないとよく分かりませんよね。
ネイルは資格も確立されていて、専門用語も多いです。ネイリストさんは、きちんとスクールや講習などに行って勉強を日々していますので、知らなくて当たり前です。
爪にジェルやアクリルで長さを出すことは「エクステンション」といいます。
カタカナがいっぱいですネ・・
長さ出しの方法は2種類
長さを出す方法は2種類あります。
爪を長くネイルしたい場合には、スカルプっていう技法の「アクリルスカルプ」、そして「チップオーバーレイ」か「ジェル」で長さ出しをします。
「ジェル」はジェルだけでも長さ出しができますが、「チップオーバーレイ」では、アクリルかジェルを使います。
●ハーフチップを使う(チップオーバーレイ)●
ジェルやアクリルで素早く簡単・キレイに長さを出したい時に使います。
●ネイルフォームを使う●
強度があり長持ち、より長さを出したい時にも。
予め形を自在に作れるので、形を削る作業が最小限で済みます。
長さ出しのベースに使う材料は3つ
ソークオフジェル | ハードジェル | アクリルスカルプ | |
---|---|---|---|
強度 | ×ネイルフォームでの長さ出し △ハーフチップでの長さ出し |
○ネイルフォームでの長さ出し ○ハーフチップでの長さ出し |
◎ネイルフォームでの長さ出し ◎ハーフチップでの長さ出し |
長さ | ×ネイルフォームでの長さ出し ×チップで5mm 以上の長さ出し |
○ネイルフォームでの長さ出し ○チップで5mm 以上の長さ出し |
◎ネイルフォームでの長さ出し ◎チップで5mm以上の長さ出し |
オフ | ◎溶剤でオフ リムーバーやアセトンで落ちます |
×溶剤でオフ 溶剤で溶けないので削って落とします |
○溶剤でオフ 溶剤で落ちますがジェルより時間がかかります |
リペア | ×基本的には向いてません。 オフして付け直しましょう。 |
◎リペア・フィルインできるので浮いた部分だけ削って直しましょう。 | ◎リペア・フィルインできるので浮いた部分だけ削って直しましょう。 |
まとめ | 強度は弱いですがオフが手軽! | 強度があり長さ出しやリペアも可能! 溶剤によるダメージもありません。 リペアして長くもたせましょう。 |
一番強度があり長さ出しやリペアも可能! ソークオフジェルより時間はかかりますが リムーバーやアセトンでオフできます。 |
チップオーバーレイとは
英語で、オーバーレイ(Overlay)は、何かの表面を薄く覆うこと(あるいは覆うもの)を意味します。
チップオーバーレイは、チップを装着して長さを出す方法です。
なので、チップオーバレイは爪の先にチップを付ける工程までは同じで、コーティングにアクリルかジェルを使うかによって違うんです。
スカルプとチップオーバーレイの違い
まずは、長さだしのスカルプのチップオーバーレイとジェルとの違いについて説明します。
≪お昼ごはんにする?≫『ランチにする?』と言うように人は言い方が違いますよね。
ネイルでも技法の呼び方は人それぞれで、アクリルを使ったスカルプが、一般的にスカルプと言われています。
でも、正式には「スカルプ」とは長さ出しの総称なので、チップオーバレイもスカルプです。
スカルプも短縮して【スカ】と呼ばれていたります。
なので、分かりにくい・・・ですよね・・
名称に惑わされないように(混同しないように)説明しますが、スカルプの種類は4通りあります。
- アクリリックネイル(スカルプチュアネイル)
- ハーフチップ+アクリルパウダー&リキッド(チップオーバーレイ)
- ハーフチップ+ジェル(ジェルチップオーバーレイ)
- ジェルだけ(ジェルスカルプ)
※()内は、一般的に呼ばれている名前です。
順に説明していきますので≪爪を人工的に長くする方法は4つあるんだ~!!≫
くらいに覚えといて下さいネ
では、どのスカルプがおすすめなのか、メリット・デメリットを踏まえて紹介します。
①アクリリックネイル(スカルプチュアネイル)
アクリリックネイルとは、アクリルリキッドとアクリルパウダーを混ぜ合わせることで重合反応が起こって硬化する人工爪です。
爪の先にフォームを取り付けて人工爪を作るスカルプチュアという技術が使われるため、アクリリックネイルのことをスカルプチュア(スカルプ)と呼ぶこともあります。
フォームを使い人工爪を作るため高度な技術が必要です。
実は、【JNECネイリスト技能検定】の1級の試験内容でもあるアクリルスカルプは、ネイリストでも特に取得が難しいと言われています。
現在の長さ出しの主流はジェルですので、ネイリストさんにはこの施術が出来ない・・って方もいます。
フォームとはこんなものです↓
メリット
- 長さや形が自由自在に作れる
- ストーンや3Dアートが取れにくい
- アセトンで落とすことができる
- 持ちが良い
デメリット
- 定期的なお手入れが必要
- 柔軟性がない
- 価格が高い
- ジェルに比べ施術時の臭いが強い
- ネイリストさんによっては出来ない
上からジェルでアートを施せば、抜群の強度・長持ち・さらにリペアも出来てリムーバーまたはアセトンでオフ!といい事だらけです。
溶剤でオフできて一番強度のあるアクリルスカルプチュアで長さ出しのベースを作りその上からジェルアート等する場合は、リペアが出来て長持ちするのでベースは残したままデザインチェンジする事が可能です。
ベースを長く使い回せるので自爪への負担も少なくなります。
昔はこのスカルプが主流でしたので、まだ根強いファンがいます。THE ネイルの王道ですね。
ゴテゴテの成人式ネイルなどにもおすすめです。
②ハーフチップ+アクリルパウダー&リキッド(チップオーバーレイ)
チップオーバーレイはその名のとおり、自爪の先端にハーフチップをつけて長さをだし、それを土台にして上からアクリルパウダー&リキッドでオーバーレイします。
メリット
- ガイドラインがあるため形が作りやすい
- 強度がある
- 好きな長さに出来る
- 鷲爪のようにカーブしない
- Cカーブを好きな形につくれる
- 普通の爪はもちろん深爪・噛み爪の方でも長さだしができる
- ラインストーンなどが取れにくい
デメリット
- 「施工時間」が長くなる
- ジェルスカルプに比べ、グルーでチップを装着しているので外れ易い
- 「匂い」が強い
- 万が一折ってしまった場合、自爪ごとやられる場合がある
- 長くしすぎてしまうと折れやすくなる
ジェルでは5mm程度の長さだしが限界ですので、長さが欲しいけど安く済ませたいなら、このやり方のスカルプがおすすめです。
③ハーフチップ+ジェル(ジェルチップオーバーレイ)
ジェルチップオーバーレイでは、アクリルの代わりにジェルでチップを覆います。
自爪の先端にハーフチップをつけて長さを出し、それを土台にして上からジェルでオーバーレイします。
メリット
- 施工時間の短縮
- ガイドラインがあるため形が作りやすい
- 価格が安い所が多い
デメリット
- チップの部分から亀裂が入りやすい
- 長さはチップの長さまでしかだせない
- Cカーブが出にくい
- チップが鷲爪っぽくカーブしているメーカーが多い
- 自爪とチップの境目が僅かながら膨らむ
装着もオフも手軽に素早く出来て、手軽にまず長さ出しをしたい人に。
自爪ではできないような長さや美しいデザインを楽しみたいけど、時間がない人におすすめです。
④ジェルによる長さ出し(ジェルスカルプ)
ジェルは、UVかLEDに当てることによって硬化する樹脂です。
ジェルスカルプは、自爪全体と長さの部分は一体化されています。
全体の長さだしはもちろん、自爪が一部だけ欠けてしまったときなどに、他と長さをそろえるときなどにも使われている方法です。
断面は中心が厚め・サイドは薄めに仕上がるスカルプです。
あとから削って形を整えることが可能で、セルフでも比較的簡単にできるスカルプです。
「ハードジェル」と「ソークオフジェル」があり、現在はソークオフが主流です。お店によってはソークオフジェルのみのお店も多いです。
ベースがハードジェル+ソークオフジェルアート
強度があり溶剤で溶けないハードジェルで長さを出す事で、表面のソークオフジェル部分のみをオフしベースをいかしてデザインチェンジが出来ます。ベースのハードジェル自体もリペアできるため長持ちし自爪への負担も少なくなります。
全て外す場合は、ベースのハードジェル部分をファイルやネイルマシン等を使い削って落とします。
ベースがソークオフジェル+ジェルアート×ハードジェルコート
バイオジェルとかカルジェルとかは、自爪に優しいソークオフジェルタイプです。
溶剤で落とす事ができるので自爪を削り過ぎてしまう心配がありません。
オフする時は表面のハードジェル部分を削り、リムーバーやアセトンで落とします。
ハードジェルやアクリル(スカルプ)に比べ強度は劣ります。
メリット
- 柔軟性がある
- ジェルは爪に優しめ
- 施術時間が若干早い
- アセトンでオフができる
デメリット
- 必要以上に厚みがどうしても出る
- ヒビが入るか、ジェルだけ飛んでいく
- 極度の深爪などには向かない
ジェルで長さだしをすると性質上ふわっとした形になるので、スクエアやポイントといったシャープな形がお好みならスカルプの方が向いています。
スカルプの選び方は、爪の状態やデザイン、強度などの好みで使い分けます。それぞれの特徴(メリット・デメリット)をみて、自分の爪の状態とやりたいネイルに合った方法を選びましょう。
スカルプが取れないようにするには?
「お風呂で髪を洗っていたらポロっと…」
「着替える時に洋服に引っかかっちゃってポロっと」
スカルプネイルをしていて、こんな悩みを持つ方も多いです。
可愛くネイルして貰ったら、持ちが心配ですよね。
そこで、スカルプが取れないようにする方法がいくつかあるので、紹介しますね。
2日間(48時間)は刺激を与えないように
スカルプネイルをつけてから、48時間は完全に硬化していないのでなるべく刺激を与えないようにしましょう。
完全に硬化していないスカルプチュアは割れたり変形したりする可能性もあります。
熱による刺激(熱湯などのお湯や水分にも)注意!
なので、日々お風呂に入って、髪を洗って・・をすればチップは取れやすくなります。
マメに保湿しよう
ネイルをする人が日常のケアでもっとも大事なのが「保湿」です。
日々のハンドクリームやネイルオイルでのケアはもちろんですが、スカルプチュアを付けた後は特に保湿を心がけましょう。
具体的なケアの方法としては、爪周りの皮膚にキューティクルオイルを塗ること。
乾燥している部分があると、スカルプチュアが浮きやすくなってしまうこともあります。
マメに保湿するには、手軽なのが一番ですね。
おすすめは、塗りやすく携帯に便利な美容液ネイルです。簡単に扱うことができ、いつでもどこでも爪のケアできます。
爪と肌にやさしい成分でできている、筆ペンタイプでネイルと同時にケアできます。
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爪先は大切に
日常で気を付けないといけない場面はいろいろ出てきます。
皮膚を掻いたり、シールを剥がしたり、キーボードに打ち付けたり…
カバンの中の物を取るとき、みかん・栗・などを食べるとき。
ダンボールの開閉・ティッシュ箱の開閉などなど・・
差し歯で、りんごを丸かじりしたら・・・そりゃ差し歯が痛みますよね。そういう風に考えてみると、チップオーバーレイした爪をいたわる気持ちが出てくると思います。
チップオーバーレイの長さも、長くするほど耐久性が不安になります。
長くする分、大事にしないといけなくなります。
スカルプチュアを長持ちさせるには、日常生活で気を付けることがいくつか出てきますが、キレイな指先を保つために頑張りましょう。
定期的にメンテナンスを受けよう
1ヶ月以上つけたままにしておくと、爪に負担がかかってしまうことがあります。
面倒でも1ヶ月ごとにサロンでメンテナンスを受けましょう。
爪を休ませる時間を作ろう
繰り返しスカルプチュアを付けていると、爪が薄くなってしまう人もいるようです。
爪が薄くなると、スカルプチュアを付けても浮きやすくなってしまうことがあります。
爪にも休む時間が必要です。自爪をハンドクリームやオイルでケアしながら、しっかり休ませる時間を作りましょう!
おすすめは、佐藤製薬が作った爪の美容液「ネイルリペアセラム」です。
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まとめ
スカルプがどんなものか~スカルプとの日常生活までを説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
スカルプネイルはジェルネイルと違って、爪先を特に気をつけなければならないという理由が分かりましたね。
また、日頃のハンド&ネイルケアをしっかり行ってうるおいを与えることで、爪へのダメージも軽減し、スカルプチュアの持ちも良くなりますよ。