ジェルネイルをLEDライトで固めるときに、『熱っ!』と爪にジーンとした痛みを感じたことないですか?
機械のライトに手を入れてたびに熱さを感じると、ライトに手を入れるのが怖く感じてしまうのが本音ですよね・・。
また、『やっぱりネイルって爪に良くないのかな?』って思ってしまう原因の一つではないでしょうか。
この爪が熱く感じるのは、あなたが悪いワケじゃないです。
光がジェルに当たり、この化学反応でジェルが固まります。このとき、熱を発生します。この熱を硬化熱といいます。
この硬化熱を軽減させてくれるLEDライトがあるって知っていますか?
セルフネイルで、硬化熱を少なくしたいって方や硬化熱を軽減させてくれるライトが欲しい人は読んでみて下さいね。
目次
硬化熱が出る仕組み
ジェルネイルは「アクリル樹脂」が主な成分です。
アクリル樹脂って、何だよ~!って思いますが、トロトロしていて粘液状の合成樹脂の一つです。
このジェルの中に、光を当てるとジェルを固まる成分を含めることにより、ジェルネイルが固まるように作られています。
「光を当てるとジェルが固まる成分」は、光重合開始剤(硬化剤)と呼ばれています。
硬化剤は、光(紫外線(UV)や可視光線(LED)を吸収する事により硬化するのですが、このときに熱を発してしまいます。
この化学反応を【重合】とも言います。
まとめると、「爪の上で化学反応が起きて、その時に発する熱」が硬化熱です。
この硬化熱は、爪の状態やジェルの塗り方によっても熱さを感じます。また、硬化の早いジェルやLEDライトは、硬化時間が短い分だけ化学反応のスピードも早いので、硬化熱が出やすいです。
ジェルメーカーやライトの種類によって硬化時間が異なるのは、こんな理由だったのですね。
硬化熱でヤケドするかも?
ジェルは硬化の際、通常60度程度の熱を発しますが、ジェルによっては200度まで熱がでるものもあるそうです。
くわえて、自爪が薄かったら・・厚塗りしていたら・・・
ヤケドというより、熱い!よりも痛い!という感覚ですよね。
ちなみに硬化開始から5~10秒のピークを越えればあとは熱は下がっていくのみです。
熱さが落ち着いたら、またライトに入れて硬化すれば問題なく固まります。
だけど、この熱い・痛いのが嫌なんですよね。無くなる方法が知りたいですよね。
ライトの「硬化熱軽減機能・ローヒートモード」で硬化すると痛くない!
ライトの硬化熱軽減機能は、自動で段階的にライトのワット数を調整できる仕組みになっています。
硬化熱軽減機能のついた機種は、最新式なので、今までこうだったらいいなって思うような、他の機能も追加されていて、最高品質のライトなんですよ。
また、メーカーによって、硬化熱軽減機能だったり、ローヒートモードだったりと呼ばれ方が違います。
重合反応を緩やかにする=硬化熱軽減機能
個人差(爪の状態やジェルの塗り方)はありますが、硬化熱を感じないようにするには、重合反応を緩やかにすると、硬化熱の発生も緩やかになります。
重合反応を緩やかにするのは機種によって違うのですが、例えば、初めの15秒間は30%、残り20秒になると50%、最後の10秒で100%の照射に3段階で自動で切り替わるような機能です。
通常は、ライトに手を入れてから5~10秒で熱さのピークがきます。
これによって、LEDランプに手を入れてまもなく起こっていた「熱っ!!」が起こりにくくなります。
メーカーによって、硬化熱軽減機能の時間が、35秒・60秒・90秒と違いがあります。どの機種でも硬化熱軽減機能によって、仕上がりが悪くなったり、ジェルが固まらないということはありません。
硬化熱軽減機能・ローヒートモードがあるライト
ちょっとお高いのが難点なのですが、自動で光の調整をしてくれるのは、ありがたい機能ですね。
また、自爪が薄い事でも熱さを感じやすくなります。
硬化熱軽減機能があるLEDライトは特に爪が薄い方におすすめです。
また、爪の状態が傷んでいたり、特にセルフジェルネイルではこの硬化熱を感じる方が多いので、硬化熱軽減機能が付いていると安心だと思いますよ。
シャイニージェル「クレッシェンド」
人気のシャイニージェルでは、硬化熱軽減機能があるのは、LEDのみとUVとLEDの波長が同時に出力される2機種販売されています。
硬化熱軽減機能は、35秒タイマーで点灯すると、最初の15秒、次の10秒、残りの10秒で光の強さが変わります。
最初の15秒は弱めの光で、だんだんと大きくなっていきます。
これにより、重合反応の初期熱を緩和させ、硬化熱をゆるやかにし、熱さや痛みを軽減させます。
LEDのみなら「クレッシェンド」
現在のジェルの主流はLEDです。LEDで硬化するジェルをお持ちの方はこちらがおすすめです。
硬化熱軽減機能だけはなく、主電源も追加されました。しっかり消えてるか確認したいですもんね。
また開口部が広く、手の出し入れがしやすいのでサロンでの利用や、指を置く位置のガイドが設置されていますので、セルフネイラーの方にもおすすめのLEDランプです。
取り外し可能な底板は、フット対応で表面に光の反射を軽減する加工が施されているので眩しくありません。
クレッシェンド
値段は、こちらの方が安いです。
- 本体色:マットブラック
- 消費電力:36W(光源3W×12球)
- 本体サイズ:215x195x82(mm)
- 重量:650g
- 値段:19,440円
UV/LED両対応は「クレッシェンド ハイブリッド」
「LEDに移行したいけど、UVジェルが残っているし・・・」
とお悩みの方にもピッタリのランプです。
他社製品は、UVとLEDを切り替えて使うタイプが多いのですが、このライトは、LEDとUVの波長を持つ光を放出する、画期的なLEDランプです。
通常のUVランプは、半年位で電球交換が必要でお金がかかります。
このライトは、半永久的に使えてランプの交換は不要です。
UVとLEDの波長が同時に出力されるので、この1台があれば、UV専用ジェルもLED専用ジェルもUV・LED両対応ジェルも、「交換不要」「切替不要」でストレスなく硬化することができます。
UV対応のジェルとLED対応のジェル両方持っている方にはとってもおすすめのライトです。
ちなみに、シャイニージェルのハイブリットLEDのUV波長は、通常のUV球と比べて、約4.5倍のパワーを誇ります。そのため時間のかかるUVライトでの照射時間が大幅に短縮できます。
クレッシェンド ハイブリッド
マットなブラック、ブルーのLEDデジタル表示と見た目の高級感がかっこいいですね。
- 消費電力:36W(3W×12球)
- サイズ:215×196×88mm
- 重量:650g
- 波長:400~410nm
- 付属品:ACアダプター、取扱説明書
- 一般価格:18,000円
シャイニージェルのランプは高品質で過去7年間の販売実績うちランプの故障率はなんと1%だそうです。しかも、1年間の保証付きなので、もし壊れてしまっても安心ですね。
ジェルネイルのライトをお探しのかたは、候補の一つに加えてみて下さいね。
この硬化ライトがついたジェルネイルキットもお値打ちです。
シャイニージェルのスターターキットは、凄く人気が高いんですよ。
【プリジェル】レクシアEX 36W マルチLEDライト
段階的に光度を調整することで初期熱を緩和させ、硬化熱により感じる熱さを和らげる硬化熱軽減パワーコントロール付きのライトです。
60秒、90秒タイマー使用時に、硬化熱軽減パワーコントロールが使えます。
レクシアEX 36W マルチLEDライト
丸い形とデジタル表示のタッチパネルはニュアンスが良いですね。
- LED(405±5nm)・UV(365±5nm)両出力、36W
- 底板はマグネット脱着式
- デジタル表示付きタッチパネル
- 横:180×高さ:86×奥行:162mm 重さ:545g
- 挿入口:横13×高さ5cm
- タイマー音:あり(入/切の際に音がなります)
- オートセンサーなし
- 10秒、30秒、60秒、90秒タイマー付き(カウントダウンタイマー)
eko nail (エコネイル) ハイブリッドLED-UVライト
eko nail (エコネイル) は、ローヒートモードとして機種に搭載されています。
「99S Low Heat Mode/Double power」ボタンを押すと99秒間で段階的に出力を変化する【ローヒートモード】になります。
- 00~30秒:出力約30%
- 31~50秒:出力約45%
- 51~99秒:出力約100%(最大48W)
段階的に出力を上げることで、痛みを感じることなくしっかり照射・硬化出来ます。
ハイブリッドLED-UVライト
価格が一番抑えられているのはこのライトです。
- 赤外線人感センサー
- 30/60秒の3段階タイマー
- 24W/48W切り替えボタン(長押し2秒ほどで切り替え、最大90秒作動)
- 価格 (税込) 5,616円
- 大きさ幅:225mm×138mm×85mm
- 消費電力:48W
- 定格入力:100-240Vac 50/60Hz 1A
sacra (サクラ) 34W ハイブリッドライト
硬化熱を和らげる3パターンのヒートセーブモードが搭載されています。
可愛らしいデザインですね。カラーは、ピンク/ホワイトがあります。
sacra (サクラ) 34W ハイブリッドライト
予約注文で、ブラシ&カラージェル2個プレゼント中!
- サイズ210×150×80mm
- 重量728g
- 消費電力34W
- 波長数365-405nm付属品
- ON/OFF可能な自動センサー付き
- 7段階のタイマー(3・5・10・20・30・60・90)
- ワンタッチメモリーでお好きな機能を記憶できる
- 底板の取り外し可能
- 価格:16,200円
タイマーだけの硬化熱軽減ライトに注意して!
私もうっかり、上記の3つに加えて紹介しようとしてしまいました。
硬化熱軽減機能は、35秒タイマーで点灯すると、最初の15秒、次の10秒、残りの10秒で光の強さが自動で変わります。
硬化熱軽減と書いてあっても、この機能が付いてないライトも販売されています。
たぶん、10秒/30秒/60秒タイマーで手動で切り替えができるという意味で、「硬化熱軽減機能」と記載されていると思われますが・・。
光の強さは自動で切り替えてくれませんので、注意して下さいね。
ココロネイルのハイスペックジェルネイルライト
楽天のココロネイルさんで販売されている LED+UV(36W)のライトです。
上記で紹介した3機種の中で一番安いです。比べると格安で・・びっくりの¥3,990円 (税込) +送料無料です。
随分、他のライトと比べて安いとは思ったんですが。。確かに10秒のタイマー付ですが、出力の切り替えができるなら分かりますが。。
この商品は、硬化熱軽減機能はついていないと思って下さいね。
UVライトも使えるので、UVライトで硬化するジェルでゆっくり硬化することで硬化熱を抑えることは可能かと思います。
時間をかけて硬化すると仕上がりが悪くなる?
硬化熱が熱くて、手を引っ込めてもほとんど仕上がりには影響しません。
ジェルが硬化に要する時間は決まっているので、累計で規定の時間分ライトに当てれば大丈夫です。
例えば、60秒で硬化するジェルの場合、5秒硬化後⇒数秒手を引っ込める⇒55秒硬化すると、複数回の硬化でも問題ありません。
また、一旦手を引っ込めれば、そのあとまたライトに手をいれても一回目ほど熱いということはありません。
一回目、手を入れた直後でほとんどの化学反応が済んでいると思われます。
まとめ
ジェルネイルの硬化ライトは安いものから高価なものまで様々なものがあります。安いものは壊れやすいことが多いです。
硬化ライトはジェルネイルをする上でとても重要な道具の一つです。硬化ライト選びで後悔したくない方は硬化熱軽減機能がついた機種を検討してみてくださいね。