グリーンネイルって知っていますか?
ジェルネイルをサロンで毎月オフ、欠かさずしている方は、特に問題ありませんが、知っておきたい病気です。
目次
グリーンネイルとは?
グリーンネイルとはその名の通り「緑色に変色した爪」のことを言います。その原因となるのが「緑膿菌」です。
よく緑膿菌はカビと勘違いされますが、カビではなく細菌(バクテリア)です。地球上のあらゆるところに生息し、主に水場のような温かくじめじめとした環境を好みます。
爪の上や、爪と皮膚の間にじめじめした環境があると、そこに緑膿菌が繁殖して緑色の色素を産生します。そして爪を緑色に変色させてしまうのです。
グリーンネイルになってしまう原因
ネイルアートなどを行って爪とネイルとの間に隙間ができたまま放置してしまった場合や、爪水虫や爪カンジダ症などで爪が傷ついている場合に緑膿菌が入り込んで増殖してしまうことがあるようです。
グリーンネイルはうつるって本当?
グリーンネイルは人にうつるものなのでしょうか?
結論から言うと、グリーンネイルは人にうつったり、違う爪にうつったりすることはありません。
「グリーンネイルをほっておくと、最後は爪がはがれる」
「ネイルの器具を経由してほかの指にうつる」
ネットでグリーンネイルを検索すると、変色した爪の画像とともに、おどろおどろしい文句が並ぶ。これらはすべて間違いだ。
「緑膿菌は爪の色を緑に変えるだけで爪を侵食したりしない。皮膚の上に日常的に存在する菌で、水で洗えば落とせる。ほかの指にうつることもない」
グリーンネイルの初期症状
グリーンネイルの軽度な症状
グリーンネイルの重度な状態
最も大切なのは “メンテナンス”~ジェルネイル装着後の注意点~
- 健康で美しい爪を保つためにもサロンでのメンテナンスを怠らないようにしましょう。
- ジェルネイルを装着して、約2~3週間後を目安にメンテナンスが必要となります。
- ジェルネイルの一部が浮いた場合や、 外れた場合は、すぐにご来店ください。(浮いた部分をグルーなどで接着しないでください)
- メンテナンスを怠ると、グリーンネイル(緑膿菌感染)等のトラブルを引き起こす場合があります。万一、グリーンネイルになった場合は速やかにジェルネイルをオフし、乾燥させることが必要です。
- 爪に色調変化や、その他の異常、違和感があった場合はサロンにご相談ください。
(状況などを伺い、場合によっては専門医の受診をお願いすることもあります)NPO 法人日本ネイリスト協会 監修:ジェルネイルを安全に楽しむために
グリーンネイルの治し方
グリーンネイルについては皮膚科医ですら知識が少ないことが多く、民間の知識はさらに低いのが現状です。そのため、グリーンネイルはうつるといった誤った認識が広がり、過度な治療が行われるケースもままあるのです。
しかし一方で注意すべき点もあります。
健常者には全く害をなさない緑膿菌ですが、高齢者や重篤な疾患を持つ患者、免疫力が過度に低下している人に対しては感染し、呼吸器感染や敗血症などの重篤な症状を引き起こす可能性があります。
グリーンネイルはうつらない症状ですが、緑膿菌自体は免疫力が極度に低い人にうつることがあるので注意が必要です。
グリーンネイルはファイルからうつるって本当?うつるとしたらどの箇所?
上記でご紹介したように、グリーンネイルは人や器具からうつることはありません。
ファイルからうつると思われているのは、ファイルに緑膿菌が付着していた場合を想定しているからだと思われます。
実際、緑膿菌は乾燥した表面上で5週間生存することができます。
しかし健康な人に緑膿菌が感染することはまずないため、もし緑膿菌がファイルに付着していたとしてもあまり心配する必要はありません。
ただ、ファイルなどの器具類に緑膿菌が付着している可能性は否定できないため、殺菌消毒を行ったり、グリーンネイルの方が使用したファイルは破棄するなどの対策をとるとより安心でしょう。
まとめ
調べてみると、グリーンネイルについての誤った認識が広まっていることが分かりました。
実際は緑膿菌自体は健康な人に対してはあまり影響のない菌で、グリーンネイルは周りにうつったり他の爪にうつるような病気ではありません。
しかしその一方で、清潔な手指を保つことがグリーンネイルの予防になることは言うまでもありません。そのため、ネイルなどに使用する器具は常に清潔であるよう心掛ける必要はあると言えるでしょう。
誤った情報に左右されることなく、グリーンネイルの対策を行えるとよいですね。
グリーンネイルはうつる?爪カビの原因と治し方
グリーンネイルってご存知ですか?
ジェルネイルやスカルプチャーネイル、つけ爪を楽しむ方は聞いたことがあるのではないでしょうか?
グリーンネイルはその名の通り、自爪が緑色に変色してしまう病気です。
折角、オシャレしようと楽しむはずのネイルで、自爪がダメージを受けてしまったら本末転倒です。
私の友達が長年、このグリーンネイルに悩まされていて、一緒に治し方を調べてみました。
同じ症状に悩んでいる方の参考になれば幸いです(^^)
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グリーンネイルの原因とは?
出典 http://www.irasutoya.com/2013/08/blog-post_2449.html
爪がカビてしまう原因はいくつかあります。
その主な原因は爪とネイルの間に入り込んだ水分と空気と緑膿菌という細菌です。
この緑膿菌が入り込むことによって、自爪が緑色にカビてしまうのです。
特に気温が高い季節は、緑膿菌の活動が活発になり要注意です。
最初は薄い緑色ですが、段々と緑色が濃くなり、暗緑色へと変化していきます。
つけ爪を自己流に何度も繰り返し装着した結果、グリーンネイルになってしまうということが考えられます。
またプロにお願いしたジェルネイルやスカルプチャーでも、時間が経過すると自爪とネイルとの間に空間ができてしまうことがあります。
手洗いや入浴の時に、この空間に水や菌が入り込んでしまうとグリーンネイルになってしまいます。
緑膿菌はどこにでも存在するありふれた菌です。
通常、他の指や他人に感染することはないのですが、免疫力が低下している場合は二次感染が起きらないとも限りません。
ネイルが浮いているな、と感じたら気をつけてチェックするようにしましょう。
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グリーンネイルの治し方
出典 http://www.irasutoya.com/2012/12/blog-post_4261.html
グリーンネイルを発見したら、すぐにネイルをオフしましょう。
爪カビが発生していると、自爪がかなり薄くなっていると考えられるので、無理に剥がすのは危険です。
自分でオフするのが不安な場合は、ネイルサロンにお願いしましょう。
その後、最低でも2週間は爪は自然体を保ちましょう!
緑色はしばらく残るかもしれませんが、爪が乾燥すれば緑膿菌自体は消滅します。
繰り返しグリーンネイルになってしまう方や、完治したか不安な方は皮膚科を受診しましょう。
稀に爪と皮膚との間に緑膿菌が入ってしまうケースがあります。
この場合は皮膚科での治療が必要となります。
残念ながらネイルリストさんは医師ではないので、専門的な判定は皮膚科の先生にお任せましょう。
また、ジェルネイルやつけ爪が浮いているなと感じた時は、こまめにメンテナンスしてくださいね。
トラブルが無くとも、3~4週間に一度はつけ直しましょう!
今回のまとめ
出典 http://www.irasutoya.com/2013/09/blog-post_1028.html
私の友達はジェルネイルと相性が悪かったらしく、色んなネイルサロンに行ったのですが、大体施術後数日でネイルが浮いてしまいました。
そのため、自爪とネイルの間にはいつも水が入っていたんですね。
その時に緑膿菌も一緒に入ってしまったのでしょう。
残念ながら彼女は恐くなってしまったらしく、その後ジェルネイルを断念しました。
イベントの時だけ、つけ爪を楽しむスタイルにしたんですね。
私自身もジェルネイルが大好きで、もう何年も楽しんでいますが、そういった人もいるのだな~と知りました。
私が通っているサロンでは、自爪が呼吸できるジェルネイルを採用しているので、グリーンネイルになることは無いと言われています。
グリーンネイルがうつると言うのは本当?正しい知識で対処しましょ。
グリーンネイルとは?
グリーンネイルの原因と対処方法は?
グリーンネイルの治療法は?
グリーンネイルとは? カビではなくありふれた緑膿菌が原因
健康に保ちたい自爪。しかし常在菌である緑膿菌が原因で、爪が緑色に変色してしまうことがあります
爪の表面に細菌が増え、爪が緑色や黒っぽく変色してしまうグリーンネイル。パンなどにつく青カビに似た色であることから「爪のカビ」などと誤解されがちですが、実際にはカビではなく、緑膿菌という細菌が原因で起こります。緑膿菌がピオシアニンやピオベルジンなどの色素を産生するため、患部が緑色に見えるのが特徴です。「緑色爪」「グリーンネイル」と呼ばれるのはそのためです。
緑膿菌は特別な菌ではなく、自然環境のいたるところに存在しています。私たちの皮膚や腸に普通に存在する常在菌です。そして健康な人の場合は、菌を持っていても身体に症状が出ることのない弱毒細菌です。一方で日和見感染といって、高齢者や免疫が低下した方などが感染した場合は、菌が増殖しやすく命に関わる危険な場合があります。
グリーンネイルの症例画像・写真
まずは、広範囲の爪甲剥離に伴うグリーンネイルの症例画像を見てみましょう。感染部位が緑色に変色していることがはっきりとわかると思います。
広範囲の爪甲剥離に伴う爪甲下感染
このように全体が緑色に変色してしまうと見た目も気になると思いますが、上からジェルネイルやマニキュアなどで隠すのはお勧めできません。
以下で、グリーンネイルの症状と感染の有無、治療法などについて詳しく解説します。
グリーンネイルの感染部位
グリーンネイルの原因となる緑膿菌に感染する部位は、
爪の上……爪と付け爪の隙間
爪の下……爪と皮膚(爪床)の隙間
の2つに分けられます。図で示すと下記のような違いです。
グリーンネイルの発生部位
1つ目は爪の上の感染です。ジェルネイルやスカルプチャーネイルなどの付け爪をしていると、時間とともに付け爪が浮き、自爪と付け爪の間に隙間ができてしまう場合があります。緑膿菌は健康な皮膚や爪の上で増殖することはありませんが、湿った環境を好む性質があります。そのため、ジェルネイルと自爪の隙間の奥まったところが湿った状態になり、菌が増殖・感染することで、緑色に着色が進んでいきます。グリーンネイルには痛みや痒みといった自覚症状は基本的にないため、ジェルネイルなどを外して初めて爪が緑色に変色していることに気づいて受診される方がほとんどです。
2つ目は爪の下の感染です。「爪甲剥離症」と言って、爪が指先部分で皮膚(爪床)から浮き上がり白い部分が増えたように見える状態などがあると、剥離したツメと皮膚との隙間に緑膿菌が感染し、繁殖することがあります。
グリーンネイルは感染する? 人・器具からの感染はなし?
繰り返しになりますが、緑膿菌は私たちの日常環境ではごくありふれた菌です。健康な人がネイルサロンに行っただけで感染する訳ではありません。「菌がいること」と、「その菌によって病気を発症すること」は全く違います。菌が増殖、感染を起こす為の一定の条件がそろい初めて病気となる訳です。これは緑膿菌に限ったことではありません。
ネイルサロンでは、例えばネイル器具の滅菌消毒などのように病院と同様の対応は現実的ではないと思います。必要なことは、常識的な範囲内での衛生管理です。ネイリストの手洗い、器具を清潔に保ち乾燥させること、整理整頓や掃除、特に水回りがいつも清潔に保たれているかどうかも大切なことです。そして、もしあなたがネイリストでお客さんのグリーンネイルに気がついたら速やかな病院受診を勧めていただければと思います。
一方で、高齢者や新生児、免疫が低下した方などが感染すると命に関わる危険な場合があります。グリーンネイルの状態の場合、病院へのお見舞い、新生児との接触などは禁止しましょう。詳しくは病院に行く前に確認をするようにしてください。
爪と付け爪の隙間に生じたグリーンネイルの症例画像・写真
自爪とジェルネイルの隙間の感染
自爪とジェルネイルの隙間の感染(4指)
爪甲下に発生したグリーンネイルの症例画像・写真
爪甲剥離に伴うグリーンネイル(爪甲下)
全指におよぶグリーンネイル(爪甲下)
グリーンネイルの予防法・対策法
ジェルネイルやスカルプチャーなどの付け爪をしている場合、予防法としてもまずは信頼できるネイルサロンで施術を受けることが大切です。そして、付け爪と自爪の間の隙間に気がついたら適切な補修をしてもらうこと、隙間やヒビ、欠けが出来ていないか自分でも定期的に確認をすることを意識しましょう。
ジェルネイルを続けて爪が薄くなると、変形しやすくなり、ジェルリフトが起きやすくなります。これによってグリーンネイルのリスクが高まりますので、付け爪をしないで爪を休める期間を作ることも大切です。
爪の下に隙間がある場合は、爪は短く切り、その隙間まで流水や石鹸で良く洗い、その後は乾燥状態を保つこと。水仕事が多い人は手を長時間濡れたままにしないようにしましょう。
グリーンネイルの治療法……自分で治せる? 病院受診?
爪と付け爪の隙間の感染が認められた場合、まずは付け爪を外し病院受診をしましょう。治療は、症状により患部の清潔、抗菌剤の外用をするなどがあります。2~3週間は自爪で過ごしましょう。感染が落ち着いた後も爪に食い込んだ色素はすぐには落ちず残ることがあります。その場合は爪が伸びるのを待ちます。
爪と皮膚(爪床)の隙間の感染の場合は、まずその隙間が病的な場合は、そちらの治療が優先されることも多いと思います。具体的にはカンジダ性爪甲剥離症ならば、カンジダの治療を。爪白癬による爪甲剥離ならば、白癬(水虫)の治療を。ジェルによるかぶれであれば、皮膚炎の治療を、といった具合です。なお、グリーンネイルに内服治療は不要と考えます。詳しくは病院の指示に従ってください。
グリーンネイルで病院受診は何科?
グリーンネイルで病院を受診したい場合は、皮膚科を受診しましょう。
おわりに
ジェルネイルが普及する現在、グリーンネイルを含む爪関連の相談は増えてきています。しかし正しい知識が十分普及しているとは言いがたいのが現状です。正しい知識と信頼できるネイルサロン選び、そして医療提供を受ける場合は適切な医療機関の受診をお勧めいたします。
症例画像出典:神楽坂 肌と爪のクリニック